野方配水塔(東京都中野区)

※この記事は2008年5月5日のモノを加工しております。

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東京は中野区の「哲学堂公園」の近く。


閑静な住宅地の中に、いきなり「デーン」とコレが建ってます。

3年前に仕事で、たまたま通りかかった時に発見。


存在すら知らなかったんでビックリしました。

 

「何だ? このドームみたいのは?」

 

で、色々調べてみました。

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ここは、昔、給水場があった場所で、この塔は、「近代上水道の父」と呼ばれる

 

「中島鋭治」博士の設計によるものだそうな。

 

ちなみに施工は昭和5年(思いきし「戦前」ですね)

 

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 このドームや、その上のミニドーム(?)は、「飾り」で、

 

中島氏の「作風」

 

(この人には弟子が多くいて、その弟子達が、各地に似たデザインの給水等を建てたらしい。)


現在は、給水塔の役目はしていません。

 

給水場の跡地には、「みずのとう幼稚園」が建てられ、塔付近は、「みずのとう公園」

となってます。

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実は、ここと同時期に建てられた「双子の塔」として「大谷口配水塔」と言うのが、板橋にあったのだが、

2005年に取り壊されたそうな。

→もったいない。見に行けば良かった。

 

コチラは、現在は、災害時に備え、いつでも新鮮な水が貯水されてるそうです。

 

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あと、戦時中、空襲され、その時の弾痕があるのだが、判ります?

 

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ここを訪れ記事を載せて早11年経ってしまった。

 

現在も残ってるのでしょうか?

 

調べて、また訪れたいと思っています。